片段ペーパーガイドWACS (Web Automatic Control System)
設置画像
この装置は、シングルフェーサからブリッジに送られる片段を精密にセンターへガイドし、紙種に応じた張力調整を自動化します。
トリプルプレヒーター進入前に左右の張力差を均等化するバランスロールの複合効果でワープ対策と品質を改善、効率的なセンター合わせ生産によるロスの削減を実現して、自動制御による省人化を図る目的で使用される製品です。
ガイド誤差±1mm以内ゼロ点維持
(450m/minテスト実証)
貼合不良改善/ロス削減
張力0~200Kgf範囲1Kgf単位制御
(生産管理I/O実施時完全自動制御)
強硬度シート生産/品質向上
TPH進入前左右張力均等化
(自動調心バランスロール標準装備)
反り問題改善/生産性向上
TCP/IPを使用した高速通信I/O系統制御によって、指令の伝達速度を従来のPLCだけで制御をしてきたものと比べ、およそ10倍の速度でI/Oを実行することが可能で、正確で精密な制御を行う上で最も重要な要素となります。
秒単位でのログファイル生成と保存を自動的に行っており、トラブル時の原因特定や問題解決に活用することが可能です。
シートの表面全体を2D方式で読み取るレーザーセンサー紙巾測定は、光や水蒸気など周辺環境の影響をうけにくく、シートの挙動による誤読をなくし、正確な紙巾の測定を実行します。
2軸以上のガイド技術は、シートの流れ方向を変えることなく、D/Fへと向かうシートの中心線を維持します。
1秒間に25回の高速通信I/O制御により、±1mm以内の誤差で精密にガイドを実行します。
WACSの張力制御は1Kgf単位で紙種や紙巾に応じた最適な張力を自動で調整を行います。(生産管理装置とのインターフェース実施時)
WACS本体はおおまかに分けて、ガイド部とブレーキ部で構成されています。